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Tohe / トーヘ

9月7日〜9日に東京ビッグサイトで開催された展示会「東京インターナショナル・ギフトショー」に、Good Job!展2014-2015でご紹介したベトナムのブランド「Tohe(トーヘ)」が出展していました。Toheはベトナムの障害のある子どもたちや孤児などが描いた絵をデザインに取り入れたプロダクトを企画・販売している社会的企業です。今回、日本の展示会に出展されるという情報をいただき、見に行ってきました。
 Toheはベトナムでクリエイターとして活躍していたングエンさん、ンガンさん夫妻が2006年に創設し、今年で10周年を迎えます。創設のきっかけはお二人が旅行中に出会ったピカソの言葉、「ラファエロのような絵を描くには4年かかったが、子供のような絵を描くには一生かかった」。この言葉に心を打たれ、「障がいを持った子や、孤児の子供達が持つクリエイティビティを伸ばし、自立して社会に貢献できる人材へと育てること」をミッションに活動を始めました。


 ベトナムでは、人口の約8%の人に障害があるとされています。これは日本とほぼ同数で、他国に比べて多いとされている数字です。また、ベトナムでは健常者が通う学校でも美術の授業がなく、その中で子ども達のクリエイティビティを育てるために、Toheは年間100回以上のワークショップを開催しています。その中で生まれた子ども達の絵を、様々なプロダクトに展開し、販売。その売り上げのうち5%がダイレクトにアーティストである子どもに支払われるという仕組みです。


 ハノイにある直営店には日本の観光客も訪れ、ウェブ上にもレビューがあがっているほど。ベトナムの物価からすると決して安くはない価格帯ですが、ファンも付いているようです。


 今回のギフトショーでも会場での反応はなかなかのようで、ブースで展示・販売されていたサンプルは会期終了日にはほとんどなくなっていました。会場でンガンさんにお話を伺っている間にも、サンプルに目を留める方も多く、来場者の関心を集めているように感じました。
 しかし、順風満帆に見えるToheの活動も、軌道に乗って黒字を達成できたのはつい最近のことだそう。店舗を構えたのも創立から5年後だったと言います。そんな中でも、徐々に実績を伸ばし、今ではアーティスト1人に対して1ヶ月あたり10万円を超える支払いができるまでになったとのことです。


 「直営店を構えることで、ブランドとしての自覚が高まった」と話してくださったンガンさん。モノづくりのコンセプトや、誰のための活動かということが明確で、さらにそれが使う人も楽しめるイクリエションに昇華されていることが素晴らしいと感じました。まさにグッジョブ! Toheの商品が今後さらに日本や世界中で手に入るようになる日が楽しみです。


⭐︎Tohe webサイト→http://tohe.vn/tohe_default.swf
□TOhe Facebookページ→https://www.facebook.com/tohestyle/?fref=ts

 

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