誰もがはたらく喜びを実感でき、
主体性をもって暮らせる社会へ
Good Job! Centerは、障害のある人とともに、アート・デザイン・ビジネスの分野をこえ、社会に新しい仕事をつくりだすことをめざしています。一人ひとりの表現の豊かさのように、はたらき方もまた多様であるはずです。個人、企業、地域の垣根をこえ、だれもが能力を発揮できる社会の実現に向けて、さらなる提案・実践を展開していきます。
課題:
障害のある人たちの所得が低く、働く選択肢が少ない。
Good Job! Centerがめざす、3つの方向性
- アート×デザインによる
新しい仕事の創出 - 障害のある人の個性豊かな表現と、それをいかしたいと考えるデザイナーや企業をつなぎ、魅力的なプロダクトの開発・製造や新たなはたらき方を提案します。
- 異分野をつなぐ
プラットフォームの構築 - 企業やNPO、福祉施設、教育機関、行政などが連携できるネットワークのハブをつくり、異なる分野で活動する人たちが創造的な対話を生み出す場をつくります。
- 所得の再分配から
可能性の再分配へ - 障害のある人が“社会サービスを受ける存在”にとどまるのではなく、個々の可能性を生かし、主体的な役割を果たすことができる仕組みを創出します。
仕事づくり・商品開発事業
デザイナーやクリエイター、企業や行政、地域のつくり手をつなぎ、障害のある人とともにものづくりの仕組み、プロダクトのコンセプトから考え、商品や仕事を開発します。
たとえば……
啓発・教育事業
「Good Job!展」「Good Job! Award」の企画・運営を通して理念を社会へと発信し、セミナーや研修などにも力を入れ、障害のある人を含むすべての人の働きやすい環境を考えます。
たとえば……
福祉事業
福祉の新たな姿として、障害のある人それぞれの個性・特技に沿ったしごとのあり方を提案します。
[福祉事業]就労継続支援A型事業(定員10名)、就労継続支援B型事業(定員22名)、 生活介護事業(定員8名)
[福祉事業]就労継続支援A型事業(定員10名)、就労継続支援B型事業(定員22名)、 生活介護事業(定員8名)
たとえば……
Good Job! センター香芝を運営する・たんぽぽの家のあゆみ
- 1973
-
奈良たんぽぽの会発足。「たんぽぽの家づくり運動」をはじめる。芸術文化活動を通し、生きがいをもって生活できる、障害のある人の拠点づくりを行う。
- 1976
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財団法人たんぽぽの家設立認可。障害のある人の詩にメロディをのせて歌う「第1回わたぼうし音楽祭」を開催。
- 1987
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社会福祉法人わたぼうしの会設立認可。
- 1995
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「エイブル・アート・ムーブメント」始動。
- 1996
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「トヨタ・エイブルアート・フォーラム」スタート。
- 1997
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東京都美術館にて、日本初の障害のある人の表現を公立美術館で紹介する企画展「エイブル・アート’97 魂の対話」開催。
- 2000
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近畿労働金庫と協働で近畿2府4県を毎年巡回するコミュニティ・アートプロジェクト「ひと・アート・まち」開始。
- 2004
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明治安田生命社会貢献プログラム「 エイブルアート・オンステージ」が始動。
「たんぽぽの家アートセンターHANA」オープン。 - 2007
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障害のある人のアートを、デザインを通じて社会に発信するエイブルアート・カンパニー発足。
- 2012
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「Good Job! プロジェクト」始動。
- 2013
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渋谷ヒカリエなど、東京・宮城・福岡で「Good Job! 展」を開催(以後、毎年場所を変えて開催)。フリーペーパー『Good Job! Document』を創刊。
- 2015
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魅力的なしごと・はたらき方を奨励する「Good Job! Award」を開始。
- 2016
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日本で唯一の総合的なデザイン評価・奨励の運動である「グッドデザイン賞」の金賞に「Good Job! プロジェクト」が審査対象4,085件の中から選出。
- 2017
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「Good Job! センター香芝」が「奈良県景観デザイン賞」の知事賞・建築賞を受賞。
Good Job!センターの建設にあたり、吉本昭さま、日本財団、香芝市をはじめ、多くの方々にご尽力を賜り竣工することができました。心より御礼申し上げます。
ご寄付いただいた皆様