表現すること、表現に触れること、表現しあうことは、よりよく生きていくことに必要です。たんぽぽの家では、これまでアートやケアを通して障害のある人の生きる力を高めること、誰もが生きやすい社会をつくることをめざして活動してきました。
Art for Well-beingプロジェクトでは、病気や事故、加齢、障害の重度化など心身の状態がどのように変化しても、再び表現活動をはじめることや表現活動を継続していくことができるように、さまざまな道具や技法、最新のテクノロジーなどを取り入れた実戦に取り組んでいます。
これまでのプロジェクトを通してみえてきた課題、可能性などの成果を共有し、障害のある人やケアに携わる人、エンジニアやデザイナーなどのみなさんと、表現とケアとテクノロジーの関わりについて考えるフォーラムを開催します。
また、難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断を受けた体奏家の新井英夫さん、ジャワ舞踊家の佐久間新さん、新井さんのパートナーであり自身も表現者の板坂記代子さん、インタラクション研究者の筧康明さんの4名がコレクティブとして取り組んだ「とけていくテクノロジーの縁結び」。2023年度に実施した公演とリハーサル未公開部分を含めた映像作品を上映します。
みなさんのご参加をお待ちしています。
⚫︎お申込み
下記フォームからお申込みください。または事務局まで電話・メールにてお申し込みください。
https://forms.gle/xyT7j7qMizBvAt5K7
電 話: 0742-43-7055
メール: art-wellbeing@popo.or.jp
⚫︎日時
2024年9月14日(土)
12:00-14:00 展示・体験会
15:00-17:00 フォーラム(受付:14時30分〜)
18:00-19:30 ドキュメンタリー映像 上映会(受付:17時30分~)
⚫︎会場
山口情報芸術センター [YCAM] スタジオC アクセス
(〒753-0075 山口県山口市中園町7−7)
アクセス / GoogleMap
⚫︎定員
80人(先着順)
⚫︎参加費
①展示・体験会: 無料
②フォーラム: 無料
③上映会: 一律 1,000円(税込)
※チケットは当日券のみ。館内2階・スタジオC受付にてご購入ください。
※学生、障害のある人(と介助者1名まで):無料
⚫︎情報保障
フォーラム:自動音声認識システムを利用した字幕あり
上映会:字幕あり
⚫︎主催
文化庁、一般財団法人たんぽぽの家、山口市、公益財団法人山口市文化振興財団
⚫︎企画制作
一般財団法人たんぽぽの家、山口情報芸術センター[YCAM]
*文化庁 「令和6年度障害者等による文化芸術活動推進事業」
⚫︎お問合わせ
一般財団法人たんぽぽの家
Art for Well-being事務局
〒630-8044 奈良県奈良市六条西3-25-4
TEL. 0742-43-7055 FAX. 0742-49-5501
MAIL art-wellbeing@popo.or.jp
プログラム内容
展示体験会
(12:00-14:00)
Art for Well-being の取り組みを映像やパネルで紹介します。現実世界と仮想世界を融合させた世界のなかで波の動きを通して感覚を共有する「WAVE:なみのダンスとMR」、AIプラグイン「Neutone」などを体験できます。
フォーラム「Art for Well-beingのこれから」
(15:00-17:00)
トーク①「Art for Well-beingプロジェクトについて」
小林大祐(一般財団法人たんぽぽの家)
トーク②「障害のある人の身体表現とVR、MRの取り組み」
緒方壽人(デザインエンジニア、Takrmデザイナー)
トーク③「YCAMにおける表現とテクノロジーの取り組み」
会田大也(YCAM アーティスティック・ディレクター)
ディスカッション
進行:小林茂(情報科学芸術大学院大学[IAMAS] 教授
登壇者プロフィール
緒方 壽人
デザインエンジニア、Takramディレクター
デザイン、エンジニアリング、アート、サイエンスまで幅広く領域横断的な活動を行うデザインエンジニア。東京大学工学部卒業後、国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)、LEADING EDGE DESIGNを経て、ディレクターとしてTakramに参加。主なプロジェクトとして、「HAKUTO」 月面探査ローバーの意匠コンセプト立案とスタイリングなど。著書『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』。
会田 大也
アーティスティック・ディレクター
2003年開館当初より11年間、山口情報芸術センター(YCAM)の教育普及担当として、メディアリテラシー教育と美術教育の領域にまたがるオリジナルワークショップや教育コンテンツの開発と実施を担当する。2014年より東京大学大学院ソーシャルICTグローバル・クリエイティブ・リーダー[GCL]育成プログラム特任助教。あいちトリエンナーレ2019ラーニング・キュレーターを経て、2020年現在、YCAM学芸普及課長を務める。
小林 茂
情報科学芸術大学院大学[IAMAS] 教授
博士(メディアデザイン学)。1993年より電子楽器メーカーに勤務し、2004年から現職。監訳書『デザインと障害が出会うとき』など。人工知能などのテクノロジーは自在に解釈できるものであると捉え、多様な人々が手触り感を持って議論に参加できる手法を探求している。「Ogaki Mini Maker Faire」(岐阜県大垣市)では2014年より総合ディレクターを担当。
小林 大祐
一般財団法人たんぽぽの家 Art for Well-beingプロジェクト事務局
京都大学大学院情報学研究科で「インクルーシブデザイン」をテーマに、人・モノ・自然の共生システムや協働のあり方について研究・実践を行う。2014年よりアート・デザイン・福祉などの領域を超えて仕事を生み出す〈たんぽぽの家・Good Job! センター香芝〉に所属。福祉×テクノロジーのこれからを考え実践するプロジェクトを、全国各地の福祉施設と協働しながら進めている。
ドキュメンタリー映像 上映会
「とけていくテクノロジーの縁結び」
(18:00-19:30)
ALSを発症した体奏家の新井英夫さん、ジャワ舞踊家の佐久間新さん、踊る手しごと屋の板坂記代子さん、インタラクション研究者の筧康明さんの4名がコレクティブとして取り組んだ「とけていくテクノロジーの縁結び」。ALSを患うことと踊ることのかかわり、テクノロジーの関わりから、みえてくる表現と生きること。2023年度に実施した公演のフルバージョンとリハーサル未公開部分を含めた映像作品。
上映時間: 70分
情報保障: 字幕あり
出演: 新井英夫、板坂記代子、筧康明、佐久間新
協力: 小日山拓也
映像ディレクション・撮影・編集: 丸尾隆一
撮影: 冨田了平、小林茂
監修: 小林茂
企画・制作: 一般財団法人たんぽぽの家
文化庁委託事業 「令和6年度障害者等による文化芸術活動推進事業」
本イベントに関するお問い合わせ
一般財団法人たんぽぽの家
Art for Well-being事務局(担当:大井・小林・森下)
〒630-8044 奈良県奈良市六条西3-25-4
TEL. 0742-43-7055 FAX. 0742-49-5501
MAIL art-wellbeing@popo.or.jp