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Good Job! Travel @ 福島、宮城 2022

参加者募集! Good Job! Travel @ 福島、宮城 2022

震災以後の創造的な福祉とまちづくりに出会う旅

2011年3月に発生した東日本大震災は、私たちの心の深いところでこれまでの生き方やはたらき方を顧みる契機となりました。震災から10年以上たった東北の地には、さまざまな困難を前にして、これまでの立場を超えお互いが支え合い、ゆたかに人生を切り開いていく人間の知恵がたくさん蓄積されています。Good Job! Travel FUKUSHIMA/MIYAGI 2022では、そのなかでも、特にユニークな実践活動を行っている4つの場所を訪問します。地域固有の実情に寄り添い、地域の人々を巻き込んだ実践の様子を学びたいと、それぞれの場所で見学者が絶えません。そのような魅力的な場所を訪問できる機会です。

東北の地で障害のある人の活躍の場を精力的に広げてきた専門家とのディスカッションの時間をたっぷりととり、参加者と受入側が発見や課題を共有し、それぞれのアクションにつながる学び合いの場づくりをします。

 

 

Good Job! Travelとは?  ー 発見、出会い、学び、交流の旅 ー

全国各地で実践される、あたらしい生き方、はたらき方に挑戦する福祉の現場を訪れ、そこに関わる地域や人の魅力を丸ごと体験するツアーです。

障害のある人とつくる新しい働き方に関心のある方、ものづくりやアートに興味のある方、多様な人が豊かに生きる地域づくりについて学びたい方、その他、この旅を通じて学びを深めたい幅広い方のご参加をお待ちしています。

現地コーディネーターからのメッセージ
  柴崎由美子(NPO法人エイブル・アート・ジャパン代表理事)

東北に会いに来てください。私たちのこの11年は、とてつもなく熱く、そして温かい活動です。震災からの復興、過疎化、少子高齢化、地方創生などの課題にも、揺さぶられることなく、今、ここに生きています。
そこに、障害のある人たちの生き方がどう関わりあっているのか。みなさんと一緒に考えられることを楽しみにしています。


 

|福島ツアー|11月25日(金) [日帰り]
訪問先:山の農園(福島県郡山市)
NPO法人しんせいは、東日本大震災・原発事故の影響で移住を余儀なくされた障害のある人を支援するため、2011年3月から活動を始めました。以降、福祉団体や企業とも連携しさまざまな仕事をつくってきました。そして、もう一度、農業の仕事に就きたいという障害のある人たちの夢をかなえるべく、2019年にひらいたのが「山の農園」。身体にやさしく冷めてもおいしい、非常食にもなる「山のにんじんカレー」の開発や共生社会を考え環境学習を行う「山の学校」も開校しました。秋の紅葉が美しい山の学校で、「山のにんじんカレー」をいただきながら、しんせいのメンバーのみなさんや代表の富永美保さんからこれまでの歩みをお伺いし、これからの「はたらく」を考えます。

 案内:富永美保さん

2011年東日本大震災・原発事故の影響を受ける障がい者を支援するJDF被災地障がい者支援センターふくしまの職員として「交流サロンしんせい」を担当し、福祉サービスにつながらない避難者等を含む多様な方々の活動するサロンを立ち上げた。2013年より特定非営利活動法人しんせいの理事として、「企業」×「NGO・NPO」×「避難の続く福祉事業所」で協働の仕事(魔法のお菓子ぽるぼろんやミシンの学校)のしくみをつくり事務局長を務める。2019年、特定非営利活動法人しんせいの理事長に就任。

|スケジュール:福島ツアー|

▷ 11:20 各自にて、JR 郡山駅集合。タクシーに分乗し、山の農園へ。 

▷ 12:10 山の農園到着後、昼食。

▷ 13:00 山の農園散策とワークショップ。障害のある利用者の方たちと共に時間を過ごします。

▷ 14:45 代表富永美保さんからのお話とディスカッション

▷ 16:30 山の農園より、タクシーに分乗してJR郡山駅へ。

▷ 17:00 着後、解散。

 


 

|宮城ツアー|11月26日(土)・27日(日) [一泊二日]
[1日目:11月26日(土)]
訪問先:地域ではたらき、地域に学ぶ山元町めぐり(宮城県亘理郡山元町)
東日本大震災による大津波によって町の面積の4割が浸水するという甚大な被害を受けた山元町は、最新の防災計画を取り入れたコンパクトシティとして町全体が再建されました。その地でポラリスというNPO法人を立ち上げた田口ひろみさんは、震災で家族や家を失った障害のある人たちが、生きる力を取り戻し、これから地域で素敵に生き、はたらくためには、地域の復興に取り残されず、地域の人たちと支え合うことができるまちづくりが最も重要と感じ、震災以降、奔走してこられました。その手腕はモデルケースとして注目され、中央官庁をはじめ全国各地の地方行政担当者の視察対象にもなっています。本ツアーでは、田口さんと山元町をめぐり、地域のハードの復興とソフトの復興について考えます。

 案内:田口ひろみさん

1991年、仙台市からIターンし、1998年から町の障害者施設で働く。2011年東日本大震災を経験し、アート&ケアよる障害者の仕事づくりと生きる力の取戻しに取組んだ。2015年「障害のある人もない人も素敵に生き、はたらくことができる地域づくり」を目指してNPO法人ポラリスを設立。精神保健福祉士。社会教育士。59歳。

[2日目:11月27日(日)]
訪問先:塩竈市杉村惇美術館、ビルド・フルーガス(宮城県塩竈市)
古くから漁業で栄えた宮城県塩竈市は、文化的資源を再発掘するあたらしい取組が30~40代の比較的若い世代から次々と生み出されています。今回訪れるのは、公民館の機能も兼ね備えた全国的にも珍しい独自のスタイルを持つ美術館と、アーティストによる新しい価値の発見を実験的に発表する場となっているギャラリーです。その両方を運営する高田彩さんに各施設をご案内いただき、公共的な美術館や私設ギャラリー、アトリエの場が町に散りばめられることで、老若男女、多様な市民を巻き込みながら、文化が協働的に創り出されている様子を体感します。また、それを仕事にむすびつける方法についても考えます。

 案内:高田彩さん

1980年、宮城県塩竈生まれ。エミリー・カー美術大学卒。アーティストネットワーキング「ビルド・フルーガス」代表、2006年宮城県塩釜にbirdo spaceを開廊。国内外でのプロジェクトに加え、地域の人々やアーティストと共に運営する「チルドレンズ・アート・ミュージアムしおがま」や、塩竈の魅力を伝えるウェブサイト「KURASHIO」等の企画運営を行う。2014年より塩竈市杉村惇美術館統括。

 

訪問先:アンダンチ(宮城県仙台市)
アンダンチは、障害者や健常者、子供や高齢者など、様々な人が緩やかに交わる複合福祉施設です。敷地内には障害者就労支援事業所、医療と介護が受けられる高齢者施設、保育園のほかに、駄菓子屋やおいしい飲食店もあり、市民の憩いの場にもなっています。実際にその空間に身を置いて、多様な人たちがつながりあう居場所について体感します。また、代表の福井大輔さんと、大都市、仙台において、福祉の視点からの地域課題の解決や地域循環を図る社会的企業の役割についてディスカッションする機会も設けます。

 案内:福井大輔さん

1983年宮城県塩釜市生まれ。早稲田大学スポーツ科学部卒。総合商社勤務を経て2013年10月より現職。介護事業として2015年7月に小規模多機能ホーム「福ちゃんの家」を開所。2018年7月「アンダンチ 医食住と学びの多世代交流複合施設」を開所。また仙台の福祉経営者7法人とともに、2017年10月「特定非営利活動法人まちあす」を設立し、代表理事を務める。

 

|スケジュール:福島ツアー|
11月26日 仙台駅10:10集合 / 27日 仙台駅16:30解散(予定)

|1 日目・11 月26 日(土)|
JR 仙台駅・・・電車・・・JR 山下駅(防災センター)==バス==山元町役場(車窓より)==バス==和風レストラン 田園( 昼食)== バス==山元町震災機構 中浜小学校==バス==GRA 先端農場「ICHIGO WORLD」==バス==NPO 法人ポラリス==バス==ホテル==バス==TFU Cafeteria Olive ( 夕食)・・・徒歩(約12 分)・・・ホテル

|2日目・11 月27 日(日)|
ホテル==バス==(塩竈神社)・・・徒歩・・・塩釡市杉村惇美術館==バス==ビルド・フルーガス== バス==大黒寿司( 昼食)==バス==アンダンチ==バス==JR 仙台駅

※バスは、貸切バスを利用します。


 

Good Job!プロジェクトとは

障害のある人とともに社会のはたらき方をデザインする取り組みです。

2012年、大阪で初の展覧会「Good Job!」を開催、障害のある人の表現を活用した魅力的なプロダクトを紹介しました。2013年からはプロダクトに限らず、活動・仕組み・メディアなど、全国のさまざまな取り組みを発信する「Good Job! Exhibition」を展開。2016年・2017年には、障害のある人の創造性や表現・存在と異業種の人がつくる新たな”しごと”“はたらき方”を表彰する「Good Job! Award」を実施。その後も、福祉と新しい技術をつなぐ「IoTとFabと福祉」、伝統工芸との相互発展を目指す「NEW TRADITIONAL」他、次々とプロジェクトを展開。展覧会やセミナー、Webサイトなどを通して情報を発信してきました。

その人らしい役割をもって社会に関わっていくこと、

多様な個性や能力を発揮できる環境や仕組みをつくること、

いろいろな人が出会い豊かに生きること。

障害のある人との協働から生まれる新たな “しごと” “はたらき方” をさまざまな形で提案していきます。


|お申し込み|
旅行の詳細は、ツアーチラシをご覧ください。
お申し込みは、下記リンク先フォームより受付いたします。
https://forms.gle/xUCfK4kawx2wFHA3A

▷ 福島ツアーチラシ:ダウンロード
▷ 宮城ツアーチラシ:ダウンロード

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