Good Job!センターの設計およびサイン・什器ほか、
協働いただいたクリエイターを紹介します。
建築テーマ:
「町並みをつくるアートの森」
Good Job!センターは、たくさんの壁や屋根、天井や家具が集まってできた空間です。みんなの気配が感じられるひとつながりの空間に、明るい吹き抜けのギャラリーや少し暗く落ち着いた作業場所、印象的な窓辺の机など、さまざまな環境が生まれました。
面積
南館 木造2階建
敷地面積 | 795.51㎡ |
---|---|
建築面積 | 311.84㎡ |
延床面積 | 471.17㎡ |
北館 木造平屋建
敷地面積 | 703.81㎡ |
---|---|
建築面積 | 220.33㎡ |
延床面積 | 220.33㎡ |
建築費用概算
【支出】 | 総額 266,640,891円(建築工事費、設計管理費、設備費、広告宣伝費、その他) |
---|---|
【収入】 | 補助金 72,200,000円(日本財団) 補助金 32,000,000円(香芝市) 補助金 5,000,000円(日本郵便株式会社・年賀寄付金) |
【自己資金】 | 総額 157,440,891円(借入金、自己資金、寄付金含む) |
土地寄贈
吉本昭さま
※また、多くのみなさまから、ご寄付、ご支援をいただきました。
o+h / 一級建築士事務所
大西麻貴+百田有希
onishihyakuda.jp
2008年に結成された、大西麻貴と百田有希による建築ユニット。 建築におけるあらゆる物事のあるべき関係やディテールを考えなおし、建築が新しく輝き、もっとも愛される瞬間を探す建築家です。プロポーザル後、何度も奈良に足を運んでもらって、重ねられた打ち合わせでは、o+hさんの柔軟なアイデアや姿勢に、Good Job!スタッフも大きな刺激を受けました。一からともに「あたらしいしごとがうまれる場」を考えてくれました。
UMA/design farm
umamu.jp
大阪を拠点に、文化や福祉、地域に関わるデザインを中心に活動するUMA/design farm。代表の原田祐馬さんには、Good Job!プロジェクト全体のデザインを手がけてもらい、当センターのアドバイザーとしても協力してもらいました。建物内外のサインは、アートセンターHANAの松本悟さんの文字を使ったデザイン。また、センターやカフェのロゴなどのデザインを担当してもらいました。
吉行良平と仕事
www.ry-to-job.com
“ちょっと幸せな線をひく”ことを大切に様々なプロジェクトを展開するデザイナーの吉行良平さん。Good Job!センターの流通棚は、吉行さんの独創的なアイデアに刺激されながら、いくどもの議論を重ね完成しました。風通しの良い建物に合いつつ、流通棚としての安定感もあります。展示什器は、直線を生かした建物の中に動きを出す有機的な形で、組み替え可能なものになりました。
木工房ようび
youbi.me/shop/
「やがて風景になるものづくり」をコンセプトに、岡山県で無垢の木で暮らしの道具をつくる工房。o+hさんが「直角ではない壁・空間に合わせ、机も直角でないものに」と提案・設計し、木工房ようびによって実現されました。
NEW LIGHT POTTERY
www.newlightpottery.com
奈良に拠点を置く照明ブランド。素材の質感や美しさを引き出すための最小限のデザインを大切にされています。シェードの布をアートセンターHANAのメンバー・スタッフが織ったり、金属リングをくり抜く形をGood Job! メンバーが描いたりして、この場のためだけの照明が完成しました。
sonihouse
www.sonihouse.net
奈良に拠点を置き、オリジナル/オーダースピーカーの設計・製作を行うsonihouse。カフェの天井から釣り下がる12面体スピーカーの音は、壁に区切られることなく、大きなひとつの空間でできている建物になんとも心地よく響きます。
福井恵子
www.ea-flag.com
ともに生きる人間讃歌、自然讃歌の旗が地球上に広がることを願って旗をつくり続けるフラッグアーティスト。アートセンターHANA、有縁のすみかに続き、Good Job!センターのフラッグも製作。メンバーの描いた模様が生かされたフラッグが風にはためきます。
GoodJob!センターは、たくさんの壁や屋根、天井や家具が集まってできた空間です。みんなの気配が感じられるひとつながりの空間に、明るい吹き抜けのギャラリーや少し暗く落ち着いた作業場所、印象的な窓辺の机など、さまざまな環境が生まれました。それぞれに、気持ちのいい居場所を見つけてもらえると嬉しいです。