本書に登場するのは、障害のある当事者、福祉施設スタッフ、アーティスト、プロデューサー、音楽家、ダンサー、演出家など。アートを通して、誰もが幸せに生きること、それを実現する環境や社会のあり方を、つねに問いながら行ってきた25の実践が、生き生きと描かれています。これらの活動は、いわば「障害」という窓をとおして、既成の概念をかえていくアートの実践です。ぜひお手にとって、現場から生まれてきた言葉を体感してください!
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書籍概要
 編・たんぽぽの家『ソーシャルアート -障害のある人とアートで社会を変える-』(学芸出版社)2016年
仕様:四六判/304ページ
 定価:本体2,400円+税
もくじ:
はじめにー社会を変えるアートの実践  森下静香
 1章 障害のあるアーティストはなぜ表現するのか
  1 見えない世界を面白くするアート  光島貴之×吉岡洋
  2 自分の身体を再発見するダンス  森田かずよ×大谷燠
  3 自分らしく社会とつながる思考と表現  ウルシマトモコ×中津川浩章
  4 山野将志を表現へ導くものー欲求・チャレンジ・プライド  中島香織
2章 日常がアートになる場のつくり方
  1 生き方はひとつじゃないぜ。  木ノ戸昌幸(スウィング)
  2 いきることのおかしみを語り合える場所  新澤克憲(ハーモニー)
  3 セルトートが生まれるアトリエの日常から  山下完和(やまなみ工房)
  4 すべての人が歓待されるホーム  鈴木励滋×栗原彬
3章 違いの共存から生まれる身体のアート
  1 境界を消し共鳴を起こすダンス  佐久間新×大澤寅雄
  2 生き(き)るためのアクション  五島智子×富田大介
4章 新しい関係を生みだすアート  1 異質な価値観を楽しむ即興音楽  沼田里衣(音遊びの会)
  2 ひとりひとりの物語を回復する舞台  永山智行(みやざき◎まあるい劇場)
  3 障害者とアーティストが共振する  田野智子(アートリンク・プロジェクト)
  column 社会を包摂するアーツマネジメントへ  中川真
5章 地域とつながるサードプレイスの運営
  1 障害の価値観を超えるオルタナティブな場  久保田翠(たけし文化センター)
  2 多様な人のやりたいことを形にする  新川修平(片山工房)
  column サード、セーフ、そしてノープロブレム  ほんまなおき
6章 自由な感性でアートを見る  1 目の見える人と見えない人の鑑賞の場で発見されること ー視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップー  林健太
  2 障害者アートで開く共創の学びの場  川上文雄
  3 アートでもっと身近にする  岡部太郎(プライベート美術館)
  column すべての人に美術館を開く  井尻貴子(アクセシブル・ミュージアム)
7章 アートで新しい仕事をつくる
  1 福祉と社会の関係を多様にする  樋口龍二(工房まる、ふくしごと)
  2 社会に新しい仕事をつくる  森下静香(Good Job!プロジェクト)
  3 アートによる復興支援  柴崎由美子(Good Job!東北プロジェクト)
  column 初期の障害者アートを支えた企業の支援  若林朋子
終わりに – アートもいろいろ、社会化もいろいろ 播磨靖夫












