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たんぽぽの家 大博覧会開催!!

会期:2023年2月4日(土)〜12日(日)10:00~18:00 *月曜休館 最終日15時まで
会場:奈良県文化会館2F 展示室C・D・E文化会館へのアクセス

たんぽぽの家づくり運動がはじめり、奈良たんぽぽの会の設立から、2023年で50周年を迎えます。私たちは、人が生きやすい社会をどうつくっていくかを考え、さまざまな実験を試みてきました。

これまでの歩みは、「人間はひらかれたやさしい存在でありたい」という願いからはじまり、多くの人の支援とともに現在も活動がひろがっています。

本博覧会では50年にわたすたんぽぽの家の歴史を各種資料とともに振り返ります。

障害のある人の活動や暮らしの拠点づくり、地域のなかで展開してきた芸術文化プロジェクト、近年取り組んでいる仕事づくりなどを紹介します。

みなさまとたんぽぽの家の50年を振り返り、今大切にしたいことを共有し、未来の物語をつくっていく場にしたいと考えています。

ぜひ、この機会に奈良にお越しください。

 

たんぽぽの家50年のあゆみ

1973年  奈良たんぽぽの会を発足。「たんぽぽの家づくり運動」をはじめる。
      芸術文化活動を通し、生きがいをもって生活できる、障害のある人の拠点づくりを
      行う。

1976年  財団法人たんぽぽの家を設立。障害のある人の詩にメロディーをつけて歌う
      「わたぼうし音楽祭」を開催。

1980年  「たんぽぽの家」がオープン。障害のあるメンバーの活動にとともに、地域活動の
      拠点として「たんぽぽ自由学校」がはじまる。

1987年  社会福祉法人わたぼうしの会を設立。翌年、劇的空間としてホールを備えた
      「わたぼうしの家」がオープン。社会就労支援センターたんぽぽの家(身体障害者
      通所授産施設)スタート。

1995年  障害のある人のアートを新しい視座でとらえなおす、市民芸術運動
      「エイブル・アート・ムーブメント」始動。

1998年  「福祉ホーム コットンハウス」がオープンし、メンバーの自立生活がはじまる。
      たんぽぽ楽食サービスがスタート。

1999年  たんぽぽ生活支援センターがスタート。「ケア」をキーワードに人間のつながりの
      あり方を考える「ケアする人のケアプロジェクト」をはじめる。

2004年  日本初の障害のある人の総合的なアートセンター「たんぽぽの家アートセンター
      HANA」がオープン。

2012年  たんぽぽ相談支援センターがスタート。障害のある人とアートやデザインを通して
      仕事を社会に提案する「Good Job!プロジェクト」がスタート。

2016年  「福祉ホーム 有縁のすみか」がオープン。奈良県香芝市に仕事づくりの拠点
      「Good Job!センター香芝」がオープン。

2017年  地域支援のための「たんぽぽ子ども食堂」スタート。

2022年  障害のある人たちの芸術文化活動の発展に寄与したことにより、理事長の播磨靖夫
      が芸術振興の分野において令和4年度文化功労者に選出。


大博覧会 会場での関連イベント

|2月5日(日)|
・10:00~ 「アートセンターHANA 立ち上げ物語」
         柴崎由美子さん(NPO法人エイブル・アート・ジャパン代表理事)
・11:00~ 「障害のある人と取り組んできた東日本大震災からの復興」
         田口ひろみさん(NPO法人ポラリス代表理事)

|2月11日(土・祝)|
・14:00〜   陰影来SUN―かげのダンス(ひるのダンス、佐久間 新、江崎將史)


記念シンポジウム アートは進化、深化する「つなぐ」「いやす」「かえる」


今から5 万年前、人類の祖先ネアンデルタール人が洞窟で生活していたころ、その壁画に絵を描いたのがアートの起源といわれています。ネアンデルタール人は3 万年前に絶滅しましたが、アフリカから出てきたわたしたちの祖先、ホモサピエンスと共存、交雑しました。現代人の遺伝子の約2%は、このネアンデルタール人の由来だといわれています。これは「人類の芸術的才能の普遍性」と呼ばれています。このことを発見したスウェーデン古代ゲノム学のスバンテ・ペーボさんが去年のノーベル生理学・医学賞を受賞しました。今、注目されている障害のある人たちのルーツが明らかになったと思います。彼らのアートは「人間はどこから来て、どこへ行くのか」「人間とは何か」という問いを私たちになげかけています。そこで、それぞれの現場で「人間にとってアートとは何か」に取り組んでいる3 人の方に新しい知と美の実践を語ってもらいます。(播磨靖夫)

・日 時:2023年2月5日[日]13:00~15:00(開場12:30~)
・場 所:奈良公園バスターミナル レクチャーホール(アクセス
・参加費:無料・定員100名 *要申込(申込フォームへ)  
*ソーシャルディスタンスを保つため、定員になり次第締め切らせていただきます。

タイムテーブル
13:10~13:20(20分)|キーノートスピーチ|
「日本人の美意識から見た障害者アート」
障害のある人たちの表現を見たとき自分の心に何かがおこる、心を揺さぶられるーー
それは相手を思う、その気持ちに向き合う、そこから生まれる感情ではないか。
相手の側に立って考える、これが美意識ではないか。


播磨靖夫(一般財団法人たんぽぽの家)


13:30~15:00(90分)|トークセッション|
久保田 翠 (認定NPO 法人クリエイティブサポートレッツ理事長)
「たけし文化センター」から「福祉はまちづくりだ」へ。
表現未満の追求からみえてくるもの。重度の障害児をかかえる母親が見た幸福とは。

森 合音 (四国こどもとおとなの医療センター ホスピタルアートディレクター、
NPOアーツプロジェクト理事長)
アートによる感応の回復はトポス(病院)の再発見につながる。
人に優しい病院のあり方は医療のかたちを変えつつある。

山下 完和 (やまなみ工房施設長)
障害者アートの展覧会に1 万人を越す人が来場。その奇跡はなぜおきたのか。
元ロックシンガーが企んだ仕掛けとは。

 

新型コロナウイルス感染防止にご理解とご協力をお願いします

・マスクの着用、手指のアルコール消毒のお願いと検温をさせていただきます。
・発熱や体調不良の方は、ご来場をお控えください。
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